2025.09.09

【似ているけれど実は別の意味】施工管理と施工監理の違いについて徹底的に解説

「『施工管理』と『施工監理』って言葉が似ているけど違いってあるの?」
「転職を考えているけれど、この2つの違いがよくわからない」
こういった疑問やお悩みに応える記事です。

当サイト「ADJUST株式会社」は、土木工事を請け負うプロ集団です。

この記事でわかること

  • 施工管理と施工監理の基本的な違いと業務の違い
  • 施工管理と施工監理を区別する意味
  • そのほかのよく似た用語の違い

施工管理と施工監理は一文字違いのため混同されがちですが、実際はそれぞれ異なる意味をもっています。

しかし、どのような違いがあるか理解していない方も多いのではないでしょうか。

本記事では、これら2つの用語の違いについて徹底的に解説します。

ほかにも、混同されやすい用語についても紹介しますので、今後のキャリアの参考にしたい方は最後まで読んでみてください。

施工管理と施工監理の基本的な違い

「施工管理」と「施工監理」は名前こそ似ていますが、明確な違いがあります。

それぞれの違いについては、以下のとおりです。

  • 施工管理:工事が予定どおり進むように現場全体の統括・管理する業務
  • 施工監理:工事が設計図書や契約書に沿って適切に行われているかを確認する業務

このように、施工管理は現場の実務的な進行を担いますが、施工監理は発注者の立場から工事を確認するといった違いがあります。

両方とも「せこうかんり」と同じ読み方をするため、部首からもじって施工管理は「たけかん」または「くだかん」と呼び、施工監理は「さらかん」と呼ばれる場合があります。

施工管理と施工監理の業務内容の違い

「施工管理」と「施工監理」には、それぞれ業務内容に違いがあります。

詳しく解説します。

施工管理の業務内容

施工管理は「4大管理」といわれる以下の4つの項目を中心に業務を進めます。

  • 工程管理:全体のスケジュールを作成や各作業の日程調整・作業の進捗管理
  • 品質管理:強度や機能などが設計書や法律で定められている基準をクリアしているかを管理
  • 安全管理:作業者が事故やケガなく工事を終えられるよう環境を整備
  • 原価管理:資材費用や人件費などの費用(コスト)を管理

このように、4大管理を中心に現場で直接作業員に指示を出す役割があります。

参考記事

【初心者必見】施工管理の4大管理とは?それぞれに必要なスキルも解説

施工監理の業務内容

施工監理は、設計図書や契約内容に沿って工事が正しく進んでいるかを監督します。

具体的な業務内容は以下のとおりです。

  • 検査結果を発注者へ報告
  • 施工業者への技術的な指導
  • 品質検査と不適合の改善指示
  • 設計図どおりに進行しているかの確認

このように、施工監理は進行中の工事を監視し、問題があればサポートする役割があります。

施工管理と施工監理を区別する意味

「施工管理がしっかりチェックを行えば、施工監理は不要ですか?」

このように思う方もいるでしょう。

しかし、社内の従業員が監理業務を行うと、自社に都合の良い解釈で工事を進めてしまう可能性があります。

また、施工管理は現場の進行や安全管理など業務の幅が広いため、書類や設計図の確認に集中しきれない場合も考えられます。

こうした事態を防ぐため、施工側とは別の立場で設計側からの第三者のチェックが必要です。

監理業務を外部の業者に任せるとコストはかかりますが、二重のチェックによって工事のやり直しを防ぎやすくなります。

結果として品質が向上し、余計な費用や手間を省くことにつながるでしょう。

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施工管理と施工監理でおすすめの資格

「『施工管理』と『施工監理』で必要な資格はありますか?」

結論からいうと、ほとんどの会社で「この資格がないと採用されない」というケースは少ないといえるでしょう。

ただし、どちらも以下の資格を持っているとキャリアアップや業務の幅が広がりやすくなります。

  • RCCM
  • 測量士
  • 技術士(建設部門)
  • 建築士(1級・2級)
  • コンクリート診断士
  • 土木施工管理技士(1級・2級)

これらの資格の取得に挑戦してみてください。

また、施工管理におすすめの資格について詳しくは現場監督になるには!2つの方法とおすすめの資格4つを紹介にまとめていますので、参考にしてみてください。

そのほかのよく似た用語の違い

ここでは、施工管理や施工監理と混同されやすい用語について違いを解説します。

  • 「現場監督」との違い
  • 「施設管理」との違い
  • 「ゼネコン」との違い
  • 「コンストラクションマネジメント」との違い

「現場監督」との違い

現場監督とは、工事が円滑に進むように現場を監督し、作業員に指示を出す役割を指します。

結論からいうと、現場監督は施工管理の一部であり、施工管理の業務に含まれているイメージです。

そのため、両者の間に大きな違いはありません。

現場の作業員の中には施工管理を現場監督と呼ぶ人もいます。

細かく分けると、現場監督は現場に常駐し作業の司令塔として指揮します。

一方で、施工管理は書類作成や進行計画の調整など現場外での業務も担当します。

現場でのリーダー的な役割を果たす現場監督と、全体を広く管理する施工管理という意味合いで理解しましょう。

参考記事

施工管理と現場監督は大きな違いはない?業務範囲や呼び方など違いについて解説

「施設管理」との違い

施設管理とは、既存の建物や施設を維持管理し利用者の利便性と安全性を確保する業務を指します。

施設管理の主な業務内容は以下のとおりです。

  • 設備の保守や点検
  • 施設の運営に関する全般的な管理
  • 運営にかかる費用の管理と効率化

設備の保守・点検では空調や電気などを定期的に確認し、不具合があれば修理や更新を行います。

このように、施工管理や施工監理が建設工事中の業務であるのに対し、施設管理は完成後の構造物を対象とします。

「ゼネコン」との違い

ゼネコンとは「ゼネラル・コントラクター」の略で、大規模な工事の企画から設計・施工管理まで一括して請け負う総合建設業者を指します。

多くの施工管理者を社員として抱え、大規模な工事を受注して現場の統括を担当します。

施工管理や施工監理が現場での職種や役割を表すのに対し、ゼネコンは企業そのものを指す点が根本的な違いです。

「コンストラクションマネジメント」との違い

コンストラクションマネジメント(CM)とは、発注者に代わって工事を効率的かつ効果的に遂行するための管理手法を指します。

具体的に、コンストラクションマネジメントの役割については以下のとおりです。

  • 工事の企画支援や設計内容の確認
  • 設計者や施工者との調整や契約管理の担当
  • コストやスケジュール、品質管理などの助言や調整
  • 工事完了後の運用支援の提案や管理会社の選定支援

このように、コンストラクションマネジメントは構造物を「つくる側」ではなく「発注者のパートナーとして全体管理する専門職」といった違いがあります。

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