「土木作業員って雨の日は必ず休みになるの?」
「休みになったら給料はどうなるんだろう…」
こういった疑問や不安に応える記事です。
当サイト「ADJUST株式会社」は、土木工事を請け負うプロ集団です。
この記事でわかること
結論からいうと、土木作業員は雨の日は休みになる場合があります。
また、給料に関しては雇用形態によって休みでも支給されます。
雨の日の事情や給料の仕組みを知らない状態で働き始めると、思わぬ収入減に不安を感じるでしょう。
本記事では、土木作業員の雨の日の休みや給料について詳しく解説します。
最後までお読みいただき、転職の参考にしてみてください。
目次
土木作業員が雨の日に休みになる理由については、以下の4つが考えられます。
それぞれ解説します。
土木作業員が雨の日に休みになるのは、労働安全衛生規則により定められているからです。
労働安全衛生規則(令和7年6月1日施行)では、作業者の安全と健康を守るために悪天候時には作業を中止するよう規定しています。
また、厚生労働省では一度の降雨量が50㎜を超えた場合は作業を中止すると具体的な数値も定めています。
参考:厚生労働省富山労働局|悪天候時における労働災害防止対策の徹底について
雨の日の休みは単なる都合ではなく、法律に基づいた安全確保のための措置だといえるでしょう。
土木作業員が雨の日に休みになるのは、安全の確保が難しくなるからだといえます。
雨の日は、以下の危険なリスクが増えます。
このように、作業員のけがや命にかかわる事故につながる恐れがあるため、雨の日は中止となる場合があります。
土木作業員が雨の日に休みになるのは、構造物の品質の低下を防ぐ目的が挙げられます。
以下の工事では、雨の影響を受けやすくなります。
| 工事の種類 | 雨で中止になる理由 |
|---|---|
| 舗装作業 | アスファルトが固まりにくく道路の耐久性が下がりやすくなるから |
| 掘削作業 | 雨水がたまり地盤が緩みやすくなるから |
| コンクリート打設作業 | 雨水が混入しコンクリートの品質が下がりやすくなるから |
こういった品質の低下は、最悪の場合だとやり直しにつながるケースも考えられます。
無駄なコストや手間の発生を避けるために、雨の日は作業を中止する場合があります。
土木作業員が雨の日に休みになるのは、環境に配慮する必要があるからです。
たとえば、掘削していた土壌や油などが雨によって流出すると、水質を悪化させてしまいます。
とくに、コンクリートに含まれる強アルカリ成分は水生生物にとって非常に有害です。
また、雨によって軟弱化した地盤を掘削すると、地滑りや土砂崩壊といった二次被害のリスクも高まります。
環境への悪影響を避けるため、雨予報の前日にシートやカバーで土壌を保護し当日は休みとなる場合があります。

前述したとおり雨の日は休みになる可能性が高いですが、必ずしも休みになるわけではありません。
たとえば、以下のケースでは雨の日でも仕事が可能です。
詳しく解説します。
雨で現場が中止になった場合は、安全教育や社内研修にあてられます。
とくに、大規模な工事や危険な作業が続く場合は安全に関する勉強会が多くなるでしょう。
雨で作業ができない時間を有効に活用し、作業員のスキルアップや安全の強化につなげています。
なお、当サイト「ADJUST株式会社」では定期的な社員研修を実施し、スキルアップを図っています。
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雨の日でも土木作業員が稼働する仕事に、トンネル工事が挙げられます。
トンネル内での作業は、雨の直接的な影響を受けにくいからです。
そのため、雨による転倒や視界不良などのリスクが軽減できます。
温度や湿度も比較的安定しているため、熱中症や寒さといった健康被害も防ぎやすいです。
ただし、大雨によって土砂災害の危険性が増すと、作業が中止となる場合もあります。
雨の日でも土木作業員が稼働する場合の仕事に、機械や工具のメンテナンスがあります。
倉庫や資材置き場といった屋内で作業が可能だからです。
また、メンテナンスを怠ると機械の故障や寿命の低下を招き、現場作業の中断や工期の遅れを引き起こす恐れがあります。
普段は工期に追われて余裕がないため、雨の日にメンテナンスの時間を確保する場合があります。
雨で現場が稼働できないときは、翌日以降の作業の打ち合わせになる場合があります。
雨の影響によって作業内容が変わる可能性があるからです。
たとえば、以下の打ち合わせが挙げられます。
こういった打合せは翌日からの作業を円滑に再開できるため、雨でも出勤となる場合があります。
「土木作業員は雨で休みになると、給料は支給されないの?」
結論からいうと、雨の日で休みとなった場合の給料は雇用形態によって変わります。
土木作業員の雇用形態には、以下の2つが考えられます。
それぞれ解説します。
土木作業員が雨で休みになった場合は、月給制であれば給料がきちんと支払われます。
月給制とは、毎月決まった給与額が支給される給与体系を指します。
そのため、雨で現場が休みになっても安定した給料を確保できるため安心です。
安定した収入を得たい方は、就職の際にあらかじめ求人票で給料の支払い方法について確認しておきましょう。
面接の際に直接、会社の採用担当者に尋ねてみるのも1つの方法です。
企業によって異なりますが、日給制の場合は基本的に雨で仕事が休みになればその日の給料は発生しません。
日給制とは、1日単位で定められた金額を実際の出勤日数に応じて支給される給与体系を指します。
ただし、雨天の予報があるにもかかわらず使用者が対策を怠った場合は、労働基準法で定める「休業手当(平均賃金の60%以上)」が支給される可能性があります。
参考:労働基準法第二十六条|令和7年6月1日施行
「午後から雨が降ってきて午前中のみの作業となった場合は、給料が発生しないの?」
その場合は、日給の半分の給料が支給されます。
土木作業員の雨の日について、よくある質問をまとめてみました。
結論からいうと、土日に振り替えられる可能性はあります。
たとえば、雨で現場の中止が続き工期内に終わらない場合などです。
ただし、公共工事の場合は基本的に日曜日は休みです。
また、日給制の場合は現場に出ないと給料が発生しないため、土日でも出勤したい方もいるでしょう。
その際は、現場監督の判断となります。
雨以外でも現場が稼働できずに休みになる場合があります。
たとえば、以下が考えられます。
これらの異常気象がある場合は現場が休みになる可能性があるでしょう。

当サイト「ADJUST株式会社」では、土木作業員を募集しています。
弊社の特徴は以下のとおりです。
「経験がなくて不安…」という方も弊社では定期的な社内研修を実施しているため、安心して活躍できます。
気になる方は問い合わせてみてください。
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本記事が、あなたの今後のキャリアの参考になれば幸いです。
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