2025.10.18

施工管理の月の平均残業は約13時間|企業によって残業が多い理由を3つ解説

「施工管理は残業が多いって聞くけど、実際のところどうなの?」
「毎日、残業が多くて帰れないこともあるのかな…」
こういった疑問や不安に応える記事です。

当サイト「ADJUST株式会社」は、土木工事を請け負うプロ集団です。

この記事でわかること

  • 施工管理の月の平均残業は約13時間|ただし企業によっては残業が多い
  • 職種別に比較した場合の残業(労働)時間
  • 施工管理の残業が多い3つの理由と残業を減らす方法

施工管理の月の平均残業は約13時間です。

ただし、実態としては月15〜45時間の残業が発生している企業もあります。

そのため、残業時間を事前に調べず転職すると後悔する恐れがあります。

本記事では、施工管理の残業時間の実態と残業を極力減らす方法について詳しく解説します。

施工管理への転職を考えている方は、最後まで読んでみて参考にしてみてください。

施工管理の月の平均残業は約13時間|ただし企業によっては残業が多い

施工管理の平均残業時間は月13.2時間です。
参考:厚生労働省|毎月勤労統計調査 第2表 月間実労働時間及び出勤日数 (令和7年7月分結果確報)
※施工管理の項目が確認できなかったため「建設業」の項目を適用

また、施工管理の残業時間(平均)の割合を時間別に示すと以下のとおりです。

このように、0〜15時間未満が最多ですが15〜45時間未満も一定の割合を占めており、全体的にばらつきがみられます。

このことから、残業時間は企業ごとに差があるという実態が読み取れます。

職種別に比較した場合の残業(労働)時間

前述したとおり、施工管理の月の平均残業時間は13.2時間です。

ほかの職種と比べるとどうでしょうか。

1週間の労働時間が60時間を超える職種の割合は、以下のとおりです。
※施工管理の項目が確認できなかったため「建設業」の項目を適用

このように、建設業は11.5%(平成27年)と運輸業・郵便業に次いで高い数値を示しています。

この結果から、施工管理の残業の多さがうかがえます。

施工管理の残業が多い3つの理由

施工管理の残業が多い理由について、以下の3つが考えられます。

  1. 人手不足が顕著だから
  2. 事務処理も並行して進める必要があるから
  3. 想定外のトラブルに対応する必要があるから

詳しく解説します。

1.人手不足が顕著だから

施工管理の残業が多い理由に、人手不足が挙げられます。

※施工管理の項目が確認できなかったため「建設業」の項目を適用

このように、平成9年時点では685万人だった就業者が、令和4年には479万人に減少しています。

また、高齢化が進み55歳以上のベテランが多い一方で、29歳以下の若手が少なくなっている点も要因の1つです。

このように、人手不足により1人あたりの仕事量が増え、残業時間が長くなっていると考えられます。

2.事務処理も並行して進める必要があるから

施工管理は、現場作業以外に事務処理も並行して進める必要があります。

日中は、現場で作業員への指示出しや安全の確認といった業務が中心です。

現場が終わる夕方以降は、事務所に戻ってデスクワークを行います。

事務処理には、主に以下の業務が挙げられます。

  • 原価計算
  • 工程表の作成
  • 工事写真の整理
  • 図面の確認や修正
  • 申請書や請求書の作成

このように、施工管理は現場の管理と事務作業のどちらも担当しなければなりません。

そのため、労働時間が長くなりやすく残業が続く原因になっているといえます。

参考記事
現場監督(施工管理)のメンタルがきついといわれる5つの理由と対処法について解説

3.想定外のトラブルに対応する必要があるから

施工管理では突発的なトラブルが発生しやすく、迅速な対応が求められます。

たとえば、以下のトラブルが考えられます。

  • 関係者との急な打ち合わせ
  • 近隣住民からのクレーム対応
  • 天候不良によるスケジュールの変更

こういった対応に追われると事務作業が進まず、結果的に残業で対応せざるを得なくなります。

施工管理の残業を減らす方法3選

施工管理の残業を減らす方法には、以下の3つが考えられます。

  1. 最先端技術を導入している企業へ転職する
  2. アプリやソフトを活用する
  3. 類似の作業はまとめて処理する

それぞれ解説します。

1.最先端技術を導入している企業へ転職する

施工管理の残業時間を減らすためには、最先端技術を導入している企業への転職を検討してみましょう。

最新の技術を活用すると、作業の効率が上がり無駄な時間を減らせるからです。

たとえば「CIM(シム)」と呼ばれる構造物の3Dモデルを作成する技術を用いると、設計から維持管理まで一元的な管理が可能です。

図面の変更や数量の計算が楽になり、業務時間の大幅な削減が期待できるでしょう。

結果的に残業時間の短縮につながります。

なお、当サイト「ADJUST株式会社」では、ドローン測量などを積極的に活用し業務時間の削減に取り組んでいます。

従来の測量だと、1〜2日かかるところを15分程度で完了させることが可能です。

気になる方は、お気軽にお問い合わせください。

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2.アプリやソフトを活用する

施工管理の残業を減らすには、アプリやソフトを活用しましょう。

手間のかかる工事写真の整理や日報の作成などが楽になります。

たとえば、以下のアプリがおすすめです。

  • KANNA(カンナ)
  • ANDPAD(アンドパッド)
  • Photoruction(フォトラクション)
  • AnyONE(エニワン)

また、無料で利用できるアプリもあり気軽に試せる点も魅力です。

操作を覚えるまでに時間はかかりますが、慣れると作業の効率が上がり残業せずにすむでしょう。

詳しくは、施工管理アプリとは?おすすめのアプリも紹介にまとめていますので参考にしてみてください。

3.類似の作業はまとめて処理する

施工管理の残業を減らすには、似た作業はまとめて処理しましょう。

似た作業を続けていると思考の切り替えが発生しにくく、集中力が維持しやすいからです。

たとえば、以下の作業をまとめて行うと効率的に処理できます。

  • 電話の折り返し
  • メールの返信や確認
  • 報告書や日報の作成

これらの作業をまとめて処理すると、結果的に早く仕事が終わります。

ただし、緊急性が高い作業の場合は早めに対応しましょう。

参考記事
段取りが悪い現場監督の特徴5選と改善策を解説【ダメな現場監督から脱却】

【朗報】働き方改革により長時間の残業は減少しつつある

「残業が多いならやっていけるか不安だな…転職はあきらめようかな」とお考えの方は安心してください。

厚生労働省が取り組む「働き方改革」により、残業時間の上限が設定されるようになりました。

これにより、長時間の残業が制限されつつあります。

具体的な取り組みは以下のとおりです。

こういった上限規制により過度な残業が減少し、有給休暇も取りやすくなるでしょう。

ただし、災害における復旧および復興の工事は一部適用されない場合があります。

施工管理の仕事でもきちんと残業代は出る

「施工管理の仕事って残業代は出ますか?」

結論、きちんと支給されます。

労働基準法によって定められているからです。

所定の労働を超えた場合は残業となり、賃金計算額の25〜50%の範囲内で残業代が支払われます。
参考:労働基準法(令和7年6月1日 施行)|第三十七条

このように、残業代の支払いは法律で義務付けられているため、きちんと支給されます。

ADJUST株式会社では施工管理をやってみたい方を募集しています

「施工管理に挑戦してみようかな」という方は、当サイト「ADJUST株式会社」はいかがでしょうか。

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本記事が、あなたの今後のキャリアの参考になれば幸いです。

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