「施工管理は、CADを使えるようにならないといけない?」
「CADの操作は難しそうで不安…」
こういった疑問や不安に応える記事です。
当サイト「ADJUST株式会社」は、土木工事を請け負うプロ集団です。
この記事でわかること
施工管理はCADを使う機会があるため、身につけるべきスキルといえます。
ただし、CADは専門性が高いため業務と並行して少しずつ覚えていけば問題ありません。
また、施工管理で求められるCADのスキルは基本的な操作で十分な場合が多いです。
本記事では、施工管理がCADを使えるようになることで得られるメリットや、キャリアアップの可能性について詳しく解説します。
CADについて詳しく知りたい方は、最後まで読んでみてください。
目次
施工管理におけるCAD(Computer Aided Design)とは、パソコン上で図面を作成するためのソフトウェアを指します。
従来の手描き図面に代わって、さまざまな図面を効率的に作成できます。
また、CADには2次元(平面図など)と3次元(構造物の立体モデル)があり、用途によって使い分けが可能です。
手描きと比べてCADが優れている点には、以下が挙げられます。
このようにCADはメリットが多いため、現在では多くの企業で導入されています。

施工管理がCADを使えるようになるべき理由には、以下の4つが挙げられます。
詳しく解説します。
施工管理がCADを使えるようになると設計や施工手順などを理解しやすくなり、知識が深まります。
現場の管理だけではなく、図面をとおして構造物の全体像を把握できるようになるからです。
CADで身につく主な能力
こういった能力を習得すると設計者や職人さんとの打ち合わせがスムーズになり、認識のズレによる施工のやり直しを防げるでしょう。
近年ではデジタル化が進み、ネットワークで図面を共有する動きが広がっています。
そのため、施工管理ではCADの利用が増えつつあります。
CADデータをクラウド上に保存しておけば、現場や事務所、協力会社などリアルタイムで確認や編集が可能です。
紙の場合では図面の共有が難しいうえに、修正や編集ができません。
施工管理がCADを使えると、こういった情報共有がスムーズになります。
施工管理がCADを使えるようになると、キャリアアップがしやすくなります。
専門性の高い業務に携わる機会が増え、評価が上がりやすくなるからです。
昇進や収入アップも期待できます。
また、ある程度CADに慣れてきた場合は、BIM/CIM(ビムシム)といった最先端技術に挑戦してみましょう。
BIM/CIMとは、3次元モデルを活用した新しい取り組みです。
BIM/CIMを使いこなせると外部へ業務を委託せずに社内で完結できるため、さらにキャリアアップが見込めます。
詳しくは【知らなきゃ損】BIM/CIMとは?導入するメリットや活用事例などわかりやすく解説にまとめていますので、参考にしてみてください。
なお、当サイト「ADJUST株式会社」では、自社でCAD図面を作成しています。
ほかにも、以下の特徴があります。
「CADも使ってみたい!」という方は、転職の際の候補にくわえてみてください。
\質問だけでもOK!/
施工管理者は、CADを使って現場でわかりやすい図面に編集する必要があります。
発注者や設計会社から提供される図面は基準に従って作成されているため、実際の現場では理解しにくい場合があるからです。
具体的には、以下の内容を編集します。
設計図面をそのまま使うと意図と違う形で施工が進み、完成物に影響が出る恐れがあります。
最悪の場合、やり直しとなるケースも考えられるでしょう。
このような事態を防ぐためにも、施工管理者がCADを使って現場の状況や施工方法に適した図面に編集する必要があります。
「CADに興味がわいてきた!CADに関する資格ってあるの?」
施工管理におすすめするCADの資格については、以下が挙げられます。
とくに、需要の高い「建築CAD検定」と「CAD利用技術者」はおすすめです。
資格要件を確認したうえで、機会を見て挑戦してみましょう。
詳しくは、土木CADにおすすめの資格3選!資格が活かされる職種についても解説にまとめていますので、参考にしてみてください。
施工管理はCADを学ぶことで、CADオペレーターへ転向しやすくなります。
CADオペレーターとは、専用ソフトを使って図面の作成や修正を専門に行う職種のことです。
施工管理の経験者は図面の目的や現場の流れを理解しているため、CADのスキルを習得すれば即戦力として活躍できるからです。
以下は、CADオペレーターに向いている人の特徴です。
このように、施工管理からキャリアチェンジしてCADオペレーターになる選択肢もあります。
CADオペレーターは、女性でも活躍しやすい職種です。
国土交通省によると、女性が活躍できそうな領域に「CADオペレーター」が挙げられています。
参考:国土交通省|令和6年度建設産業における女性定着促進に関する実態等調査結果(アンケート調査) P33
女性がCADオペレーターとして活躍しやすい理由
こういった理由から、女性はCADオペレーターとして活躍しやすいといえるでしょう。
参考記事
ここでは、CADに関するよくある質問に答えていきます。
施工管理とは、工事を円滑に進めるために関係者と打合せしたり進捗状況を管理したりする役割を指します。
一方で、CADオペレーターはCADを使って設計図などを専門的に作成や修正します。
施工管理とCADオペレーターの具体的な違いについては、以下のとおりです。
| 職種 | 具体的な違い |
|---|---|
| 施工管理 | ・現場管理と書類作成が中心 ・CADは図面の確認や微小な修正で使用 |
| CADオペレーター | ・デスクワークが中心 ・現場にはほとんど出ない |
参考記事
施工図とCADは、似ているようで異なる役割を持っています。
施工図は、実際に構造物を施工するために必要な詳細な図面です。
一方で、CADはパソコンで図面を作成するためのソフトウェアをいいます。
このように、施工図は図面の種類を指し、CADは図面を作成するためのソフトといった違いがあります。

「施工管理に挑戦してみようかな」という方は、当サイト「ADJUST株式会社」はいかがでしょうか。
弊社では、一緒に働く仲間を募集しています。
ADJUST株式会社の特徴
なお、弊社ではCAD図面を自社で作成しています。
「CADスキルも身につけたい!」という方は、転職の際の候補にくわえてみてください。
気になる方は問い合わせてみてください。
\性別・年齢不問!/
本記事が、あなたの今後のキャリアの参考になれば幸いです。
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