2023.12.25
アジャスト株式会社はいま、上場を目指そうと考えています。
土木の仕事を誇りに思い、さらに発展させるために、上場は必要だと考えています。
私がアジャストを起業し、がむしゃらに業績を伸ばしていたころ、いつも頭の中にあったのは「稼ぎたい」という思いでした。
豊かになりたい。ただその一心でした。
でも、当初目標としていた売上10億円を達成したとき、私は目指すものを見失ってしまいました。
「次は何を目指したらいいんだろう…」
大きな目標を達成したあと、燃え尽き症候群を起こしてしまう。その感覚に近かったかもしれません。
そのとき、改めて考えました。
なぜ業績を伸ばしたいんだろう。
何のために会社を成長させたいのだろう。
浮かんできたのは、「誇り」という言葉でした。
私を含め、アジャストの一員として活躍してくれている社員は、どちらかといえば、まっすぐに道を歩いてきた人ではありません。私のように、横道にそれた経験を持っている人もいます。
でも、そんな私たちが株式上場を果たし、世の中に認められる会社になれたら、どうなるだろう。
家族に誇れる自分になれるし、仕事にも自信を持てるようになる。
一度は人生につまずき、成功とはほど遠いところにいた人間でも、がんばれば上場できる。
「あいつでも上場できんねや」。そんな希望を感じてもらえたら、こんなにうれしいことはありません。
しかし、実際に上場するには、いくつもの壁を乗り越えなければなりません。
まず、売上と利益を倍増する必要があります。
社会的な信用を得るために、社内の仕組みを整備し、新卒が安心して入社できる土台をつくることも重要です。
やらなければならないことは山ほどあります。経費もたくさんかかります。
しかし、取り組む価値はあると思っています。
上場を目指すことで、チャレンジが生まれます。それによって、「無理だ」と思っていたことが、「やったらできる」に変わる可能性があります。
上場している企業を見ると、その多くが「自分本位」から脱却しています。自分だけ儲かればいいではなく、社会に貢献するという姿勢が中心に据えられます。
アジャストも、そんな会社になりたい。
世の中のために働きたいと思う若い世代が、「アジャストで働いたら社会に貢献できる」と思ってくれるような、そんな企業へと成長したいのです。
現在、建設資材が高騰しています。コンクリートも木材も2倍の値段に跳ね上がっています。世の中の動きがあまりにも激しく、経済がどうなるか見通せない今、5年後の姿を思い描くのは至難の業です。
でも、どのような世の中になろうとも、強い会社でいつづけることはできます。
私は思います。経営は「技術」「営業」「経理」で成り立っていると。
これからの私の課題は、私が磨いてきた「技術」を自分から切り離し、社員に任せていくことだと思っています。それが、良い仕事を提供できる人材の増加につながるからです。
技術を手放し、ほかの人材に移譲していくのには、勇気がいります。でも、それをやらないのは、経営者・リーダーとしての甘えだなと思っています。
一度手放したら、手を出したくてもぐっとがまんをし、耐える。それも私の仕事なのだと思っています。
指定請求書
弊社への請求書につきましては、Excel形式の請求用紙をご用意しております。
下記の指定請求書をダウンロードいただき、ご使用ください。