2023.10.12
アジャストでは、女性の採用を積極的に行っています。
「土木工事の会社に女性?」と思うかもしれません。
でも私は、土木業界にこそ女性の能力が必要だと思っています。
当社には、20代前半の女性社員がいます。土木工事に関わる入力事務をやってもらいたくて、半年ほど前に採用しました。
しかし彼女はいま、入力事務よりはるかにレベルの高い仕事をしています。
例えば、行政に提出する着工書類の作成や、CADを使った資料の作成です。
なぜ、こういったレベルの仕事ができるようになったのか。
こちらが手取り足取り教えたからではありません。
彼女は、わからないことは自分で調べ、やったことのない仕事にも前向きに取り組んでいます。
「わからないからできない」「知らないからやらない」という言葉は、彼女からは出てきません。
私のこれまでの経験で言うと、男性の多くは、わからない仕事や知らない仕事に直面すると、「しんどいです」と言います。
でも、女性は違います。根気強く、地道に仕事を成し遂げようとしてくれます。
ダイバーシティの時代ではありますが、私は、男性と女性とでは明らかに違いがあると思っています。
男性はスピード感を重視します。力も強いので、現場での作業が向いています。
一方女性は、細かい仕事を正確にこなそうとしてくれます。
ですから、書類作成などは、男性より女性にお願いしたほうが、はるかに仕上がりが良いのです。また、女性にはまわりの空気を読む能力があります。
これは、交渉の席で必要な能力です。土木工事で「力」が必要なのは、工事作業そのものだけではありません。
工事に取り掛かるまでのプロセスにも、多大な「力」が必要です。膨大な書類の作成と整理、仕事の発注元や協力会社との交渉や打ち合わせ。
工事の許可を出す行政や警察署とのやりとり…。これらは力仕事ではありません。
でも、力仕事と同じくらいパワーが必要です。こうした場面で活躍してくれるのが、女性です。
きめ細かいところまで配慮する力、空気を読む力、根気強く繊細な作業をこなす力。
こうした力が、土木業には必要不可欠です。
本当は、女性にも現場に出てほしい。
しかし、かなり体力がいるので、それはなかなか難しいかもしれません。
でも、仕事を細かく切り分けていくことで、無理なく現場に出ていただくこともできると考えています。
女性が働きやすい土木業にするため、私は、ゆくゆくは保育園を開設したい。子どもを生んだ女性が仕事復帰できる環境をつくりたいと思っています。
土木業はいま、完全に男性社会です。
でも、もっと女性を増やすことで、男性と女性の比率が半々の環境をつくりたい。そう思っています。
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