2024.04.19

【Vol.14】縁を大切にみんなで成長する

今回は人と人との「縁」について、私が考えていることをお伝えします。

先輩の言葉

私が特に大切にしているのは、師匠と呼ぶべき先輩との縁です。

先輩は私が「独立」へ進むきっかけになった方であり、施工管理の「いろは」を教えてもらいました。

今も頭が上がらない存在です。

もともとお客さんのお客さんとして先輩と縁ができ、2年ほど一緒に働かせていただいた期間があります。

先輩は私が勤めていた会社の専務をされていたんです。

当時、私は職人として11年の経験がありました。

しかし「管理」という部分ではなかなか学ぶような場所も、チャンスもありませんでした。

先輩について一から勉強させてもらった2年間。

当時の私の睡眠時間は1時間半〜3時間でしたよ。

というのも、職人の仕事は現場が終われば終わるんです。

しかし管理者の仕事は、現場が終わってから、まだまだやることがあります。

たとえば、書類の作成、見積もり、予算の作成、図面を書くなどです。

これが大変でした。

今も覚えている先輩の言葉は「人から教えてもらったことはすぐに忘れる。けれど、自分で調べたことは忘れない」です。

先輩は「教える」というよりは自分で調べろ」という方でした

確かに今は大体のことはネットで検索して調べられます。

かんたんに人から教えてもらうより、時間がかかっても自分で調べたほうが身につくんですよね。

私は調べ物をしたり、勉強したりしながら夜中まで懸命に仕事をしました。

そのとき先輩は、私に付き合ってずっと一緒に残っていてくれたんです。

心強かったし、ありがたかったですね。

先輩との縁は私のキャリアのなかで特に重要で、大いに影響を受けています。

これらも先輩との縁は大切にしていきたいと考えています。

会社どうしの縁

私の実家は土木の会社をしていました。

家業を継いで私は社長になる立場です。

今思えば、協力会社から大いに気を遣われて、チヤホヤされていました。

ところが、会社勤めを経て独立したとき、およそ9割の協力会社が掌を返すように離れて行ったんです。

そんな状況のなか「信用するから一緒にやりましょう」と言ってくれた会社がありました。割合で言うと一業種に一社です。

創業当時に協力してくれた会社様とは、お付き合いが続いていますし、この縁を大切にしていきたい

私は大変な時期を乗り越えて成長してきた仲間だと思っています。

この経験があったから、私自身が「なにもない」ことに気づけました。

肩書や社会的地位ではなくて、人と人との信頼関係をしっかり作らなければと考えるきっかけになりました。

「人と人との縁を大切に」社員に伝えている2つのこと

現在、弊社には25名ほど社員がいます。

私から社員全員に伝えて、守ってもらっていることが2つあります。

  • 「下請け」という言葉を使わない
  • 子どもの行事には必ず参加する

私は「下請け」という言葉にいい印象を持っていません。

仕事に上も下もありません

一緒に仕事をしていてもし「下請け」呼ばれたら、どう感じるでしょう。

信頼関係を結べるでしょうか。

私の考えは社員にもしっかりと伝え「下請け」はつかわず「協力会社様」と言うように徹底しています。

もう一つは、子どもがいる社員は「子どものイベントごとは必ず参加するように」ということです。

家族をおろそかにして仕事をするのは、本末転倒です

家族を大切にしなければ「何のためにお金を稼いでるの?」っていう話ですからね。

以前は男が外で稼いで、女性は家庭を守るという考え方が一般的でした。

しかし、今は違います。

育児をするのは女性だけではありませんし、女性も外で仕事をして活躍する時代です。

弊社は、社員の家族を大切にする会社でありたいと考えています。

つながりを大切にみんなで成長する会社を目指す

私には「弊社だけ儲ける」とか「自分一人だけが大きく稼ぎたい」という考えはありません。

さまざまな人の力を借りてお金を稼いでいるのですから、自分たちだけが大きくなるのではなく、みんなで成長して稼いでいきたいんです

関わる人に「ADJUST株式会社と付き合っていると楽しい」と思ってもらうことが大切だと考えています。

現在、弊社の役員5名は創業当時からのスタッフです。

彼らとの縁は、これからも大切にしていきます。

役員5名は仕事で専門分野がありますから「それぞれの専門分野に特化した会社を任せたい」と私はかねてより考えていました。

具体的にはADJUSTホールディングスとして一つの大きな組織になって、みんなで成長しながら、成果をあげていくことを目指しています。

私一人が大きく稼ぐとか、成長のスピードを上げることは考えていません。

たとえゆっくりでも、役員を含めてお付き合いのある人たちみんなで成長しながら稼ぐ会社でありたいと思っています。

指定請求書

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