2025.09.17

現場監督の仕事は「見てるだけ」は嘘|ダメな現場監督にならないために取り組むべきことを解説

「現場監督について検索すると『見てるだけ』と出てくるけど本当なの?」
「なぜ現場監督が見てるだけと言われるのか知りたい」
こういった疑問に応える記事です。

当サイト「ADJUST株式会社」は、土木工事を請け負うプロ集団です。

この記事でわかること

  • 現場監督の仕事内容
  • 現場監督が「見てるだけ」といわれる5つの理由
  • 見てるだけの現場監督にならないために取り組むべきこと

現場監督はあらゆる側面で注意を払う必要があるため、決して楽な仕事ではありません。

しかし、第三者から見ると「見てるだけ」ととらえられやすく、誤解されやすい職種でもあります。

本記事では現場監督が見てるだけといわれる理由や、そのようにならないためのポイントを詳しく解説します。

現場監督の仕事内容をきちんと理解したい方は、最後まで読んでキャリアプランの参考にしてみてください。

【大前提】現場監督の仕事内容|見てるだけの仕事ではない

現場監督は「4大管理」と呼ばれる以下の業務を軸として仕事を進めます。

  • 工程管理
  • 品質管理
  • 安全管理
  • 原価管理

作業がスムーズに進むように現場を管理する仕事が現場監督の主な業務です。

また、具体的な仕事内容は以下のとおりです。

  • 書類の作成
  • 関係者と打合せ
  • 施工前と後の写真撮影
  • 工事現場をきれいに保つ
  • 現場作業員への指示出し

現場以外にデスクワークや打合せなども現監督の仕事です。

参考記事

【初心者必見】施工管理の4大管理とは?それぞれに必要なスキルも解説
【徹底解説】施工管理の仕事内容とは?8つにわけて解説

現場監督の仕事は「見てるだけ」といわれる5つの理由

現場監督の仕事が「見てるだけ」といわれる理由には、以下の5つが考えられます。

  1. 次にやるべき仕事を把握していない現場監督がいるから
  2. 現場にいるのに作業してはいけないから
  3. 新人の現場監督は見てるだけの時間が長いから
  4. 職人さんの質問に答えられないから
  5. 現場を管理する役割の人が必要だから

1つずつ解説します。

1.次にやるべき仕事を把握していない現場監督がいるから

現場監督は、その日の作業だけでなく工事全体の工程を把握しておく必要があります。

そのため、常に先を読んで作業をしなくてはいけません。

結果として、工事を早く終えることにもつながります。

ところが、次にやるべき作業を把握していない監督は、周囲から見るとただ立っているだけのように見えてしまうでしょう。

実際には現場全体を監視していても、動きが伴わなければ評価されにくいといえます。

2.現場にいるのに作業してはいけないから

現場監督は、基本的に作業をしてはいけません。

理由は以下のとおりです。

  • 現場全体を管理する必要があるから
  • 頼み事を断りにくくなってしまうから
  • 肉体的に疲弊し集中力を欠いてしまうから

こういった理由から、職人さんが一生懸命働いている横で現場監督は常に思考を巡らせているものの、外見上は何もしていないように見えてしまうのです。

ただし、緊急性が高い作業の場合は補助として手伝うことはあります。

参考記事

施工管理が作業してはいけない理由3選!作業を頼まれたときの対処法も解説

3.新人の現場監督は見てるだけの時間が長いから

新人の現場監督は「見てるだけ」の時間が多くなる傾向があります。

経験が浅いため、自分で判断して動ける範囲が限られているからです。

また、上司や先輩も「まずは現場を見て学んでほしい」という考えから、あえて仕事を任せられない場合もあります。

新人のうちは実際に手を動かすよりまずは見て覚えることが中心になりがちなため、誤解されやすいのだといえるでしょう。

なお、当サイト「ADJUST株式会社」では、新人の現場監督をサポートする制度が整っています。

たとえば、初任給35万円以上(研修期間中の6ヵ月は30万円)を実現しているため(業界平均20〜25万円)未経験の方でも安心して働けます。

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4.職人さんの質問に答えられないから

職人さんに質問された際に答えられないと「見てるだけ」の現場監督だといわれてしまいます。

職人さんに「工事の工程や図面を理解していないのでは?」と疑われてしまうからです。

作業の進め方や資材について聞かれても明確な指示を出せなければ、職人さんは作業を進められません。

現場が停滞する原因にもなってしまいます。

このような状況では、職人さんから頼りにならない現場監督と判断され、結果として「ただ立っているだけの人」というレッテルを貼られてしまうのです。

5.現場を管理する役割の人が必要だから

現場監督は「見てるだけ」といわれがちですが、実際には管理する役割を担っています。

現場には作業を行う人だけでなく、全体を客観的に確認する立場が欠かせません。

現場で管理者が必要な理由には以下が考えられます。

  • 手抜き工事を防ぐため
  • 客観視することでミスを防ぐため
  • 事故が起きないように監視するため

たとえば、作業員が「これでOK」と思っていても、設計書と見比べると間違いが見つかる場合があります。

このようなミスを未然に防ぐためにも、現場をきちんと見る現場監督が必要です。

見てるだけの現場監督にならないために取り組むべきこと

「周りから『ただ見てるだけの現場監督』といわれないためにはどうしたらいいですか?」

結論、以下の2つの取り組みがおすすめです。

  1. 現場監督の仕事を覚える
  2. 「施工管理技士」の資格取得を目指す

それぞれ解説します。

1.現場監督の仕事を覚える

1日も早く現場監督の仕事に慣れましょう。

具体的には、以下を意識すると早く仕事に慣れやすいです。

  • 仕様書や計画書などを熟読する
  • 可能なかぎり現場に足を運ぶ
  • 積極的に職人さんとコミュニケーションを図る
  • 専門用語を勉強する
  • わからないことがあればメモしておく

詳しくは、現場監督1年目がきついと感じる3つの要因と乗り越える方法を解説にまとめていますので参考にしてみてください。

2.「施工管理技士」の資格取得を目指す

見てるだけの現場監督にならないためには「施工管理技士」の取得を目指してみましょう。

施工管理技士とは、建設業法で定められた国家資格です。

施工管理技士の資格があると、周囲から評価されやすくなります。

ただし、1級と2級があるため注意が必要です。

どちらも年齢制限や実務経験などの条件があるため、受験の際は事前に調べておきましょう。

参考記事

1級と2級土木施工管理技士の違い4選!どちらを受験すべきか比較してみた!

【衝撃の事実】優秀な現場監督は「見てるだけ」に見える

「見てるだけ」の現場監督が評価されない一方で、優秀な現場監督も存在します。

優秀な現場監督も外から見ると「見てるだけ」に見える理由としては以下が挙げられます。

  • 現場全体の管理が完璧だから
  • スキマ時間に効率よく仕事を進めているから
  • 次にやるべき仕事の段取りが完了しているから

そのため、一概に「見ているだけ」の現場監督がダメとは言い切れません。

むしろ「見てるだけ」に見える現場監督ほど準備が万全で、工事が順調に進んでいる場合もあります。

現場監督が一人前になるには5年かかる

「現場監督が一人前になるには、何年くらいかかりますか?」

結論、最低でも5年はかかるといわれています。

覚える内容が多く工事の準備や関係者とのやり取りなど、幅広い知識と経験を身につける必要があるからです。

ただし、5年以上かかる人もいれば早く達成する人もいるため、あくまでも参考程度でとらえておいてください。

参考記事

【何年で一人前なのか】施工管理で一人前と感じる4つの瞬間

現場監督のやりがい

現場監督のやりがいを感じられる場面には、以下が挙げられます。

  1. 大規模な工事を任せられたとき
  2. スキルアップを実感できたとき
  3. 工事が完了して建設物が形になったとき
  4. 将来にわたって安定した職業だと感じたとき

詳しくは、施工管理は長く続ければやりがいになる!やりがいを感じる場面5つを紹介にまとめています。

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