2022.08.16

【Vol.6】自分を超える組織をめざす

 

アジャストには目標があります。5年後の2027年、グループ全体で30億円企業になりたいと考えています。

理由は、業界の見本となりたいから。

土木工事だけでなく、設計まで社内でできる組織へと進化し、これまでの土木会社のイメージを変えるような会社になっていこうと思っています。

 

実は3年前から、関東に進出しないかというお声がけをいただいていました。ですが、これまでやんわりとお断りし続けてきました。

関西での工事案件をしっかりやり遂げることのほうが先決だ。そう思っていたからです。

でも、このほどようやく、関東での工事案件を手がけさせていただくことになりました。事実上の関東進出です。

 

それにともなって、私たちは、もっともっと強い組織、質の高い組織をめざさなければならないと、気を引き締めています。

アジャストは、たくさんの施工業者の方々といっしょに工事案件を手がけています。施工業者の質が、仕事の質に直結するといっても過言ではありません。

だから、どの施工業者さんと仕事をするのかが生命線です。

 

 

私たちが求めるのは、たとえ私たちが現場にいなくても、完璧なまでに工事を仕上げてくれる施工業者さん。費用の安さではなく、仕事ぶりを重視させていただいています。どんなに費用が安くても、きちんと仕上げてもらえない業者さんとはお付き合いをしていません。

 

私は、良い施工業者さんと仕事をするためには、私たち自身のレベルアップが必要だと考えています。

施工管理の担い手である我々が、確かな知識、責任感、コミュニケーション力を身につけておくことが、すべての源だと思っています。

言われたことだけをやるのは、仕事ではありません。作業です。

仕事とは、自分で考えて動くこと。

そうしたスタッフが集まる組織になれたら、おのずと会社は強くなれます。そこに集まってくる施工業者の方々も、自然とレベルが高くなると考えています。

 

では、そんな組織になるためには、どうすればよいか。

トップである私がまず、勉強し、成長する。これが重要だと思っています。

以前の私は、仕事のためならあらゆることを犠牲にしていました。

でもあるとき、中国の貿易会社社長から、こんな言葉を聞きました。

「成功はゴールではない。ツールである。ゴールは幸せだ」

アジャストを大きな会社にするという夢を持つのはいい。しかし、家族を犠牲にしてまでやることだろうか。

家族がいるから動けない、仕事を伸び伸びできない、というのは、自分ができないことを家族のせいにしているのと同じではないか…。

そう気づいたのです。

成功をツールと考え、誰かのせいにしない生き方をする。それを目指したいと思います。

 

気仙沼に、アスファルト舗装を行っている会社があります。インドネシアに事業部を置き、積極的に海外展開しています。

先日、この会社の社長とお話しました。インドネシアからの実習生を受け入れ、日本の技術を学んでもらったあと、自国に帰って活躍してもらうというスキームをつくっておられました。そうした活動が評価され、国交省のJAPANジャパンコンストラクション国際賞を受賞しておられました。

 

この社長が目指しているのは、気仙沼を大都市にし、インドネシアの人々に「気仙沼で学んで成功した」と言ってもらえるような未来をつくること。

地元である気仙沼を盛り上げたいというところが、とにかく一貫していると感じました。

 

私も、この社長のように、一貫性のある経営者になりたいと思っています。

私の中の一貫性とは、同業者の見本となり、土木業界を盛り上げること。

誰から見られても恥ずかしくない、そんな人財が集まる業界にしたいと思っています。

 

そこにたどり着くためには、私自身のスケーリングアップが欠かせません。

メモリを拡張しないと、パソコンの性能が上がらないのと同じように、私のメモリをさらに拡張していくことが、組織の成長につながります。

 

会社は、社長の器以上に大きくならないと言いますが、いつか、社長の器を超える会社になるときがきます。

そのときが来るのを楽しみに、自分より能力のある人と仕事をする自分でありたい、と思っています。

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