「現場で熱中症になったらどうしよう…」
「具体的な対策方法が知りたい!」
こういった不安やお悩みに応える記事です。
当サイト「ADJUST株式会社」は、土木工事を請け負うプロ集団です。
この記事でわかること
熱中症とは、高温多湿な環境下で体が適応できなくなり、体内に熱がこもるために引き起こされる健康障害を指します。
土木の現場では毎年多くの熱中症が発生しており、最悪の場合には死亡に至るケースもあります。
そのため、正しい知識と対策方法が必要です。
本記事では、土木現場における熱中症の症状から対策まで網羅的に解説します。
健康を保ちながら仕事を続けるためにも、最後まで読んで参考にしてみてください。
目次
熱中症とは、高温多湿な環境下で体が適応できなくなり、体内に熱がこもることによって引き起こされる健康障害を指します。
建設業(土木)では、熱中症によって毎年多くの労働災害が発生しています。
具体的に、他の業種と比較すると以下のとおりです。
| 業種 | 死傷者数 | 死亡者数 |
|---|---|---|
| 建設業 | 209人 | 12人 |
| 製造業 | 231人 | 4人 |
| 運送業 | 146人 | 1人 |
| 警備業 | 114人 | 6人 |
| 商業 | 125人 | 3人 |
| 清掃と畜業 | 61人 | 0人 |
| 農業 | 27人 | 4人 |
| 林業 | 9人 | 0人 |
このように、死傷数は製造業に次いで建設業が多く、死亡者数は最も多いことがわかります。
年度によっては製造業より建設業の死傷者数が上回る場合もあります。
そのため、建設業において熱中症対策が急務であるといえるでしょう。
土木現場で起こりうる熱中症のサインには、以下の7つが考えられます。
それぞれ解説します。
土木現場で作業中にめまいや立ちくらみを感じたら、熱中症の前兆を疑いましょう。
体温が上昇し血液が皮膚へ集中すると、脳への血流が減りふらつきや意識のぼやけが起こります。
めまいや立ちくらみは軽い症状に思えますが、放置すると意識障害や熱射病など重度の状態に進行する危険性があります。
作業中にめまいや立ちくらみを感じたら、熱中症を疑いましょう。
土木現場で作業中に吐き気を感じたら、熱中症の前兆を疑いましょう。
体温が上昇すると消化器官への血流が悪くなり、胃や腸の機能が正常に働かなくなるからです。
放置すると脱水症状が進行し、より深刻な状態に陥る危険性があります。
吐き気は初期症状の1つですが、熱中症のサインとして覚えておきましょう。
土木現場で作業中に全身がだるく体に力が入らないと感じたら、熱中症の前兆を疑いましょう。
汗をかく際に多くのエネルギーが必要となり、全身に疲労が蓄積されます。
いつもより疲れやすいと感じたら、早めに休憩しましょう。
土木現場で作業中に筋肉のけいれんを感じたら、熱中症の前兆を疑いましょう。
大量の汗をかいた後に水分だけを補給すると、体内の塩分が不足し筋肉がけいれんすることがあります。
とくに、足や腕の筋肉にピクピクとしたけいれんや強い痛みを感じる場合が多いです。
筋肉が急につるような感覚があれば、ただちに作業を中断し休憩しましょう。
なお、当サイト「ADJUST株式会社」では、一緒に働く仲間を募集しています。
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土木現場で作業中に口の渇きや声のかすれを感じたら、熱中症の前兆を疑いましょう。
体内の水分が不足すると、口や喉の粘膜が乾燥し唾液の分泌が減少します。
結果、喉が渇いて声がかすれやすくなります。
「声が出しにくい」と感じたら、熱中症の初期症状の1つである可能性が高いです。
土木現場で水分を補給しても尿が出ない場合は、熱中症の前兆を疑いましょう。
体内の水分が不足すると腎臓は水分をできるだけ体にとどめようとするため、尿の量が極端に減るからです。
具体的に、以下の症状が出た場合は注意が必要です。
こういった症状が続くと感じた場合は、熱中症を疑いましょう。
土木現場で汗が出ない状態が続く場合は、熱中症の前兆を疑いましょう。
脱水状態が続くと汗が出なくなるからです。
汗が出ない状態は体の熱を逃がせなくなっていることを意味し、体温が急激に上昇して命に関わる危険な状態です。
普段より汗が出ないと感じた場合は、すぐに休憩しましょう。
土木現場で熱中症を発症した際の対策には、以下の3つがあります。
1つずつ解説します。
土木現場で熱中症の症状が出た場合は、涼しい場所に移動しましょう。
気温や湿度が高い場所では汗が蒸発しにくく、体温が下がりにくいからです。
涼しい場所は体への熱負荷が減り心臓や血管への負担も軽減されるため、熱中症の症状悪化を防げます。
熱中症が発症した際は、風通しの良い日陰やエアコンの効いた休憩所で体を冷やしましょう。
土木現場で熱中症の症状が出た場合は、ベルトや襟元などをゆるめて安静にしましょう。
衣服をゆるめると、皮膚表面からの熱の放散や汗の蒸発が促進され、体温が下がりやすくなるからです。
また、体を横にした姿勢で安静を保つと心臓への負担が軽減され、全身への血流が安定します。
作業中に異変を感じたら無理をせず、静かな場所で衣服をゆるめて体を休めましょう。
土木現場で熱中症の症状が出た場合は、身体の一部を冷やしましょう。
たとえば、以下の部位を冷やすと効果的です。
これらの部位は太い血管が通っているため、効率よく体温を下げられます。
体調に異変を感じたら、早めに冷やす対策をとってください。
土木現場で効果的な熱中症の予防には、以下の4つが挙げられます。
詳しく解説します。
土木現場で熱中症を予防するには、こまめに水分と塩分を補給しましょう。
発汗により水分や塩分が減少すると、体内のバランスが崩れて熱中症のリスクが高まります。
このような状態になる前に、経口補水液や塩あめを上手に活用し、適度に水分と塩分を補給しましょう。
喉が渇く前に、水分と塩分の補給が重要です。
土木現場で熱中症を予防するには、規則正しい生活を心がけましょう。
たとえば、以下の方法がおすすめです。
これらの方法を実践すると睡眠の質が上がり、結果的に熱中症対策につながります。
日ごろから規則正しい生活を心がけ、体調を整えましょう。
土木現場で熱中症を予防するには、こまめに休憩しましょう。
具体的には、30分ごとに5〜10分の休憩を取るなどです。
定期的な休憩は、集中力を維持しやすくなり作業中の事故防止にもつながります。
暑い環境下での作業では無理をせず、休憩しましょう。
土木現場で熱中症を予防するには、熱中症対策グッズを活用しましょう。
たとえば、以下の熱中症対策グッズがおすすめです。
| 熱中症対策グッズ | 説明 |
|---|---|
| 空調服 | 内蔵ファンで服の中に空気を循環させて汗の蒸発を促進する |
| 防暑タレ | ヘルメットに装着し首元や後頭部を直射日光から守る |
| ラッシュガード | 伸縮性・速乾性に優れた素材で作られた衣類 |
| ひんやりタオル | 水に濡らして首や腕に巻いて使うタオル |
| 塩あめ | 塩分を手軽に補給できるあめ |
これらのグッズを有効活用し、熱中症を乗り切りましょう。

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